『転職、就職するなら大企業に行きたい』
『いま中小企業で働いてるけど、やっぱり大企業が気になる』
『大企業で働くことってどんな感じか知りたい』
この記事はそんな人のために大企業で10年以上勤務している立場からメリット、デメリットを解説していきます!
はじめまして。
年収150万の最底辺から年商5兆円の東証一部上場企業に転職できた[ぶんちょう]と申します。
これまで転職を5回繰り返したことで中小企業、大企業、双方の勤務経験あり!
詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。
そんな酸いも甘いも味わってきた僕が大企業に入って感じたことを率直に述べていきたいと思います。
結論から言うと『めちゃくちゃ年収が上がってめちゃくちゃホワイトな環境になった』です!
元底辺が大企業に入って感じたメリット10選
- 給与が高い
- 昇給率が高い
- 賞与(ボーナス)が高い
- 社会的信用が上がる
- 安定性がある
- 労働環境がホワイト
- 福利厚生が充実している
- 教育制度が整備されており安心
- 社内に様々な職種があり将来の選択肢が豊富
- モテる
給与が高い
やはり一番に感じることは給与の高さですね。
大企業の給与は総じて高いと断言できます。
僕自身、中小企業時代と比較すると大きく上がりました。
中小企業時代は年収330万円前後でしたが大企業に入った初年度で500万円超え。
その後も右肩上がりで上昇し続けており現時点では1000万円に到達しています。
大企業に入って以降、人生でお金の心配と言うものが全く無くなりました。
声を大にして言いたいのは、この年収は僕自身の実力ではなく大企業の力だということです!
その証拠に10年以上たっても僕は未だに管理職ではありません。
能力がなくとも大企業に入ってしまえばこれくらい行けてしまうという例ですね。
大企業の給与が高いことはデータを見ても明らかです。
国税庁の民間給与実態統計調査によれば令和2年度の大企業(従業員5000名以上)の平均年収は508万7千円。
対して従業員100名〜499名の企業は430万9千円、従業員30名〜99名の企業は408万8千円となっており、企業規模に比例して年収が高いことが分かります。
年収は企業規模が大きいほど上がっていくよ。
企業規模 | 平均年収 |
---|---|
従業員数5000名以上 | 5,087,000円 |
従業員数1000名〜4999名 | 4,965,000円 |
従業員数500名〜999名 | 4,647,000円 |
従業員数100名〜499名 | 4,309,000円 |
従業員数30名〜99名 | 4,088,000円 |
従業員数10名〜29名 | 4,083,000円 |
従業員数5名〜9名 | 3,756,000円 |
従業員数1名〜4名 | 3,140,000円 |
引用:国税庁 令和2年民間給与の実態調査結果
また、2021年からは大企業に対して給与の増額を促す税優遇措置もスタートしています。
内容は新卒や中途の新規採用者に支払う給与支給額が前年度より一定額増えた企業に支払額の15%を税額控除するもの。
これにより大企業の給与は単に高いだけでなく上がっていきやすい環境にあるとも言えますね。
参考:日経新聞 大企業に採用増で税優遇
昇給率が高い
昇給率って知っていますか?
現在の給与が将来いくらになるのかを大まかに測ることができる指標ですが、大企業はこの昇給率の値も高いんです。
これ、非常に大事です。
実際うちの会社も僕の能力は高くないけど昇給率は高いですよ(笑)
昇給前と昇給後の給与を比較して何パーセントアップしたのかを示す割合
計算式:(昇給後の賃金-昇給前の賃金)÷昇給前の賃金×100=昇給率(%)
この昇給率は経団連が毎年企業にアンケートとって公表しており、大企業と中小企業の平均値も分かります。
2022年の経団連の発表によると大企業の昇給率は2.27%、中小企業は1.92%となっています。
これだと分かりづらいので例を見てみましょう!
転職した初年度の基本給が仮に250,000円だった場合の大企業と中小企業の推移です。
勤務年数 | 大企業 | 中小企業 |
---|---|---|
1年目 | 250,000円 | 250,000円 |
2年目 | 255,675円 | 254,800円 |
3年目 | 261,479円 | 259,692円 |
4年目 | 267,414円 | 264,678円 |
5年目 | 273,485円 | 269,760円 |
6年目 | 279,693円 | 274,939円 |
7年目 | 286,042円 | 280,218円 |
8年目 | 292,535円 | 285,598円 |
9年目 | 299,176円 | 291,082円 |
10年目 | 305,967円 | 296,671円 |
スタートラインは同じ額でも10年後では基本給として9,296円の差が出ていますね。
年間にすると111,552円にもなります。
一般的に『基本給×○ヶ月』をベースとしている賞与額も含めると年収では更に差が出てきます。
ただ、これはあくまでずっとヒラ社員だった場合の話。
現実的には主任や係長、課長といった具合に昇進していくことが多いですよね。
そこで参考にしてほしいのがこちら!
厚生労働省が職種別民間給与実態調査結果の概要調べで大企業と中小企業それぞれで働く部長クラスの社員の年収の差を発表しています。
中小企業では平均766万円に対し、大企業では平均1219万円。
約450万円も差があることが判明しました。
日本の平均年収以上の差があります。
大企業 | 中小企業 |
---|---|
12,190,000円 | 7660,000円 |
入社時の給与額だけでなく昇給率が転職や就職を考える上で非常に重要な視点ということが分かりますね。
前述した給与増額を促す税優遇措置とも相まって大企業の昇給率は今後も高い水準を維持するでしょう。
引用:経団連 2022年春季労使交渉・大手企業業種別妥結結果(加重平均)
引用:経団連 2022年春季労使交渉・中小企業業種別妥結結果(加重平均)
賞与(ボーナス)が高い
大企業は賞与(ボーナス)も非常に高いことが特徴。
僕自身、初回の夏のボーナスでいきなり90万以上を貰えてビビった記憶があります。
『えっ!?』って感じです。
夏だけで中小企業時代との差は実に70万。。
ここでも大企業の洗礼を受けた感じですね。
データも見てみましょう。
経団連の発表によると2022年の大手企業の夏のボーナスは92万9259円。
2021年の冬のボーナスは85万3475円となっており年間にすると178万2734円です。
対して日本全体の年間ボーナス額の平均が64万6000円。
大手と日本全体平均との差は114万2734円にもなります。
大手企業 | 日本全体 |
---|---|
1,782,734円 | 646,000円 |
引用:経団連 2022年夏季賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)
引用:経団連 2021年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)
以前、契約社員から晴れて正社員になった部下に初年度のボーナス額を伝える機会があったのですが
『それって僕のボーナスのことですか?』と聞き返してきました。
それぐらい額にびっくりしたようです。
その部下の額は92万円でした。
中小企業だとボーナス額がお小遣い程度だったり0円なんてことも。。
大企業に入って一番のインパクトはボーナス額かも!
基本的に大企業は安定して儲かっている所が多く、ボーナス額がブレることが少ないです。
それどころか業績が良かった場合は上乗せし、悪かった場合は減額せず支給する傾向がありますね。
社会的信用度が上がる
大企業に入ると単純に個人としての社会的信用が上がります。
最も分かりやすいのは住宅ローンの審査やクレジットカードの審査ですね。
住宅ローンは審査に通りやすいだけでなく借入可能額も上がります。
かなり条件の良いマンションや戸建てが買えてしまうってことです。
かといって限度額いっぱいに借りるのは注意が必要ですが。。
僕は大企業入社の半年後にマンションをローンで購入しています。
本来は1年間の給与・賞与明細が必要だったんですが直近3ヶ月の給与明細だけで審査が通りました。
大企業の力、恐るべし。。
それを裏付けるように住宅金融支援機構が発表した2020年度「住宅ローン貸出動向調査」によると
審査で重視されている項目の第2位が「職種・勤務先・雇用形態(45.9%)」となっています。
ちなみに1位は月収÷返済額の返済負担率。
当然ながら月収も重視されているってことです。
引用:住宅金融支援機構 住宅ローン貸出動向調査
仕事面ではネームバリューのある大企業であれば商談がスムーズに進み仕事がしやすいというメリットもあります。
これは僕も実感していて個人の能力が低くても大企業ネームバリューで商談が簡単に進みます。
商談でアポを取るだけでも苦労が絶えなかった中小時代と比べると天地の差です。
あとは結婚や転職ですね。
やはりネームバリューのある大企業勤めだと結婚、転職は断然に有利。
僕は今の会社に入ってからは転職をしたことがありませんが大企業からの転職はかなりイージーみたいです。
大企業社員=『信用できる優秀な人物』と考える人は少なくありません。
また大企業では様々な資格支援制度や研修を無料で受けられることも多く、自ずとスキルが身についているものです。
ただ、正直大企業に入ってしまえば転職なんてする必要はないと思いますけどね。
結婚であれば相手はもちろん相手の親に対しても印象が良くなり自信を持って接することができます。
これは男性目線での話ですが、どの調査を見ても女性が結婚相手に求める条件の上位には必ず『年収、経済力』が入っているのが現実。
結婚には100%有利に働きます。
ちなみに僕は大企業入社の5ヶ月後に結婚しました!
このように公私ともに色々な事がストレスなくスムーズに進む場面が多いのが大企業のメリットと言えます。
安定性がある
高度成長期からバブル期にかけてあった終身雇用制度が崩壊した現在、かつての安定性は薄れたもののやはりベンチャーや中小企業と比較すれば大企業の安定性は健在です。
理由の1つ目は大企業は長年経済の荒波の中を勝ち抜いてきたという事実があります。
企業の生存率という概念を知ってますか?
諸説ありますが最も有名なのは1983年に『日経ビジネス』が発表した、いわゆる「会社の寿命30年説」ってやつです。
また比較的最近のものだと中小企業庁の発表データがあります。
1980年から2009年に創設された企業のうち10年度には約30パーセントが倒産もしくは撤退。
20年後には約50パーセントが倒産・撤退しているとのこと。
いずれにしろ企業として創業してから20年、30年存続するのは至難の業ということを表しています。
そんな中、長い間存続している大企業はそれだけで他よりも力があり安定してると言えますよね。
理由の2つ目は仮に赤字になったとしても倒産しづらいという点があります。
大企業なら今までの経済活動の中で内部留保による現金や現金化できる資産を持っていることが多く
その現金を利用して経営を続けることができます。
そして大企業はいくつもの事業を展開していることが大半。
そのため1つの事業の業績が悪化したとしても他の事業でカバーできるという側面もあります。
また通常赤字であれば外部からの資金調達は厳しくなりますが、大企業は経営的な安定性や信用力、他の企業からの信頼を活かして銀行から多額の融資を得ることが可能です。
更には株式を発行することで資金を確保する方法もありますね。
やはり何だかんだで大企業は安定しているのが事実。
正直公務員並みだと思います。
労働環境がホワイト
金銭面の給料やボーナスの他にびっくりしたことは労働環境のホワイトぶりです。
僕はかつての中小企業時代に永遠に続く残業やパワハラ、休日でも仕事をしたり、有給はあってないようなもの、などなどかなり苦労しました。
それが大企業に入った途端、状況は一変。
今までの環境がいかに異常だったかを痛感したのを覚えています。
ここでは全て書ききれないですが特に驚いたことは下記6つ。
・企業として残業をさせない取り組みを実施しており、現場にも浸透している。
→ サービス残業などは誉められるどころか本人も上司も懲戒対象。
もちろん残業した場合は残業代は100%支給されます。
・大声での叱責や皆の前で叱責などのパワハラ、セクハラまがいのことは一切ない。
→ 社内ホットラインや360度評価があるのでおいそれとパワハラなんてできない。
通報されたら即大問題に発展します。
・有休は積極的に消化させる指示が出る。消化していないと指摘されるくらい徹底されている。
→ 上司が積極的に取得するので部下も気兼ねなく取得できる空気。
・フレックスタイムや在宅勤務など、勤務スタイルが柔軟。
→コロナ禍になった時、すぐに在宅勤務指示が出て現在も通常勤務としての在宅が浸透しています。
・評価制度が明確に見える化されており年齢、性別、学歴に関係なく昇進機会が平等。
・目標は達成可能な現実的な数字になっている。
→ ブラックにありがちな理不尽なノルマはなし。
一般的に大企業であるほどコンプライアンス対策が徹底されています。
理由としては大企業は世間に名が通っているだけにパワハラ、セクハラ、情報漏洩などのコンプライアンス違反があると長年築き上げてきたブランド力や信頼が一夜にして地に落ちてしまうからです。
ブランド力が落ちると業績に直結しますし、良い人材も入って来なくなるので将来に渡って影響は深刻になります。
過去にはコンプライアンス違反が原因で倒産した企業もあるほどです。
またワークライフバランスが取れた働き方の方が社員のモチベーションも上がり生産性が良くなることに企業が気づいたこともポイントですね。
僕の周りの大企業勤めを見てもやはり負けず劣らずホワイト。
大企業は神経質なほどコンプライアンス対策をしてるよ。
SNSですぐに拡散されてしまう現在、大企業のホワイトぶりの傾向は更に強くなっていくでしょう。
福利厚生が充実している
ホワイト企業の証でもある手厚い福利厚生があるのが大企業。
福利厚生とは給与以外で社員の生活を様々な面からサポートするものの総称ですが大企業は内容、数ともに充実度が凄いです。
これは豊富な資金力を持った大企業ならではの為せる技で社員は金銭面、働きやすさ、プライベートの充実で大きく恩恵を受けることができます。
大企業の福利厚生はまとめるのが難しいほど幅広く多岐に渡りますが、恩恵が大きいものを中心にいくつか紹介しますね。
様々な手当がつく
まずは金銭面でメリットがある手当です。
大企業は手当の数が多すぎて給与とは別の収入がある感じになってますね。
実際僕も給与とは別にいろいろ合わせて10万円以上の手当がついています。
大企業としてよくあるのは、家賃補助や住宅手当、家族手当、育児手当など、一般的なものから在宅勤務を考慮した電気代、通信費の補助、スキルアップ名目での手当、はたまたプライベート充実してもらう名目の手当など、よく分からんものまであります。
企業によって様々で全て書ききれないですがとにかく大企業は手当を付けたがり。
これは給料に反映するのではなく手当で支給することによって万が一経営が厳しくなった時に手当分を切れるようにしておく側面もあるのですが。。
いずれにしろ豊富な手当は金銭面で本当にありがたいです。
この隠れた金銭的メリットは何十年と勤務していくことを考えると膨大な金額になります。
『手当=上乗せ分の給料』という感覚だね。
様々な休暇がある
大企業は有休や産休などの法定休暇のほかに多種多様な特別休暇が用意されています。
一般的な冠婚葬祭に関する忌引き休暇や結婚休暇はもちろんですが、リフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇、バースデー休暇、ボランティア休暇、病気休暇、などなど。
特別休暇は法定外のため本来用意する義務はないのですが大企業は社員のモチベーションアップや企業イメージアップを図るために積極的に取り入れています。
そしてこれらの休暇が形だけでなくキチンと取得できます。
僕の会社では最近男性社員の育児休暇取得が必須になりました。
多くの社員がいてサポート体制が整っている大企業ならではですね。
社会の変化やニーズに合わせていち早く制度を作っていくのも大企業の特徴と言えます。
働き方が柔軟
今、ほとんどの大企業はフレックスタイム制と在宅勤務を導入しています。
フレックスタイム制とは自分の裁量で出勤時間を自由に決められる制度です。
例えば今日は飲みすぎたから明日は11:00からの出勤にしよう。
なんて事も普通にできちゃいます。
またコロナ禍になってからは在宅勤務が完全に定着しました。
毎日の通勤時間や満員電車から解放された事は本当にありがたいです。
うちの会社は出社するのは半年に1回程度になってるよ。
その他
まだまだ数えきれないくらい色んな福利厚生があります。
公務員以上の退職金があったり、万が一社員が亡くなった際に遺族へ○千万単位の補償をしたりと老後にも家族にも手厚い部分。
全国の主要な観光地に保養所や提携リゾートホテルがあり格安で旅行ができたり、ディスニーランドやUSJなどのテーマパークやレジャー施設が格安で行けたりとプライペートで嬉しい部分。
もうまともにお金を払って旅行やテーマパークには行けないですね。。
などなど、ここではこれくらいにしておきましょう。
教育制度が整備されており安心
大企業には社員のスキルアップのために膨大な数の教育制度、研修が存在します。
自社のサービスや業務に関わる事はかなり細分化したメニューになっているので必要な部分をピンポイントで受けることが可能。
研修は対面だけでなく、eラーニング形式でのコンテンツも豊富なので好きな時間に気軽に受講できます。
『ちょっとここ自信ないから受けとこう。』みたいな感じです。
また著名な人物を招いてのセミナーや、まともに受けたら10万以上するような外部研修なども無料で受講できたりもします。
しかも受講中は全て勤務時間として扱われますので無料どころかお金をもらっている状況ですね。
会社が推奨する資格をとる場合の受験料なども会社持ちになることが多いです。
このように大企業には無料のビジネススクールが入っているようなものなのでガンガンスキルアップできますし、分からないことがあってもすぐに知識補完できるので安心です。
社内に様々な職種があり将来の選択肢が豊富
企業は大きければ大きいほど部署や職種の数も多くなります。
この部署と職種の多さが凄くメリットなんです。
例えば営業職で入社して自身に合っていればそのままステップアップすればいいのですが、営業職が合わなかったり、もっと違う職種に挑戦してみたいと思った場合にちゃんとその道が開かれています。
多くの大企業では年に1回程度、進路希望ヒアリングや多部署異動の社内FA(フリーエージェント)制度でチャンスが回ってきます。
もちろん100%希望が叶うわけではありませんがこの制度で毎年一定数の社員が異動します。
大企業ともなると他部署は一度もあったことのない人ばかりで雰囲気も違えば仕事の仕方も全然違います。
いわば転職したも同然のような状態になるので後向きな理由にしろ前向きな理由にしろ、本人にとっては心機一転で再スタートできるイメージです。
他部署に異動した同僚と社内でばったり会った時に髭にポロシャツ姿になっていてびっくりしたことがあります。
現在の職種が合わない、違う職種に挑戦してスキルアップをしたい、双方の社員にとって将来への選択肢がしっかりと用意されてるのが大企業です。
モテる
大企業に勤める正社員は女性にモテるのか?
下世話な話ですが男性にとっては気になるところですよね。
結論を先に言いましょう。
間違いなく『モテます。』
これは僕自身や同僚の状況、各種調査の数字を見て明らか。
特に婚活市場では無双できるでしょう。
モテる理由① 女性は年収、経済力を求めている
理由の1つ目は先に述べた通り大企業は年収が高いから。
客観的データを見てみましょう。
CanCanの記事でマッチングアプリ編集部が未婚男女184人に調査した結婚条件ランキングがあります。
それによると女性が求める結婚条件の第1位は『年収』。
1位:『年収』 57%
2位:『価値観』 55%
3位:『年齢』 49%
4位:『見た目』 47%
5位:『子供が欲しいか』 25%
6位:『趣味』 24%
7位:『学歴』 16%
8位:『親との相性』 11%
出典:CanCan 結婚相手に求める条件ランキング、男女それぞれの1位が結構エグい
また、2021年12月に女性のライフスタイル支援を行うライフコンサルタント奥井 まゆさんが、25歳以上50歳未満の女性414人(既婚 232人、未婚 182人)を対象に「結婚相手に求める条件とパートナーの年収」について調査(一般社団法人 日本リレーションシップ協会 調べ)したものがあります。
結果は既婚者、未婚者とも結婚相手に求める条件第1位は『経済力』。
出典:今どき結婚相手に求める条件とパートナーの年収は?【リサーチ報告】
これ以外にも調査結果はいろいろありますが、いずれも『年収』や『経済力』が1位ないしは2位となっています。
これはバブル期から30年以上も変わっていないようで『年収の高さ』がいかにモテるかを物語っています。
モテる理由② 『彼氏が大企業勤務』がステータス
理由の2つ目は女性にとって『有名企業の彼氏』はステータスだからです。
友達同士の彼氏話や親への紹介といった場面で自信を持って彼氏の話ができるのは魅力のようです。
結婚カウンセラーがまとめた『女性が思う、結婚したい男性の職業は?』の中でこんな記載があります。
◆女性は友達同士で彼氏の職業の話をした時に、胸を張って彼氏の会社の名前を言いたいものです。
医者や弁護士といったスーパーエリートでなくても、大手企業の名前一つで女性に安心感を与えられるのは事実。
「聞いたことがある」「知っている」というだけで、女性からの評価はうなぎのぼり。
「友達に自慢できる彼氏」というのは、自慢しやすいためモテてて当然です。
◆会社員の中でも、はやり一流の大手企業に勤めている男性はモテるようです。
名の知れた企業であればあるほど付き合いたいと思う女性は増えていきます。
年収面から見ても中小企業に勤める方よりは高く、福利厚生もしっかりしているのも人気の理由かもしれません。
もう一つ、結婚情報サイト「結婚相談所くらべーる」を運営する株式会社ベーシックが20代〜30代の女性211名を対象にした結婚相手に求める条件に関する意識調査を見てみましょう。
それによると理想の結婚相手に求める仕事上の肩書きは「上場企業の正社員」が1位でした。
絶対の安定性を誇る公務員を抜いての1位です。
これは大企業が公務員並みの安定性を保ちつつ、ステータスや将来性、年収の伸びしろなどが反映されたものと考えられます。
出典:結婚相談所くらべーるが20〜30代の女性200人を対象に結婚相手の理想と最低条件を調査
大企業で勤務するデメリットってあるの?
ここまで大企業のメリットばかりを書いてきましたが、デメリットはあるのか?
世間的にはいくつかあるようなんですが、中小企業も経験した僕自身の正直な意見を言わせてもらうと
デメリットは『見当たらない』。
実際これがリアルな感想なんです。
強いて言えば全国転勤や海外転勤があるくらいでしょうか。
『家を買った瞬間に転勤辞令が出て新築マイホームを堪能できなかった。』なんて同僚は何人かいます。
でも『転勤』というキーワードで言えば時代は転勤制度廃止のトレンドに向かっていますよね。
コロナ禍以降、NTT、カルビー、富士通、JTBといった名だたる企業が『本人の望まない転勤は廃止』を続々表明しています。
昭和的な『転勤でいろんな現場を経験させて出世』は終焉を迎えつつあるということです。
一般的には『決済が遅い』とか『経営者との距離が遠い』とか『業務裁量が限定的』とかありますが僕の感想は??です。
そんなことがデメリットだと考えたこともないですし同僚との話でも上がったこともないです。
ですので『大企業のデメリットは無い』が僕の結論です。
大企業に強い転職エージェント3選
中小企業、フリーター、派遣社員と経験してきた僕が大企業のメリットを語らせて頂きました。
改めて大企業へ転職した感想です。
『年収が大きく上がって、超ホワイト環境になって、いろいろな意味でモテる!』
転職を考えてるあなた、人生が変わるので絶対に大企業を目指すべきです。
『でもどうすればいいのかわからない。』
そんな声が聞こえて聞こえてきそうですね。
結論として大企業へ転職するには『非公開求人』を紹介してもらうのが一番の近道です。
企業のホームページや転職サイトなどで一般的には公開されていない求人
特徴
大手有名企業が多い
年収が高い
有名企業や大企業の求人は人気が殺到して企業側が対応しきれないので非公開にしていることが多いんです。
普通に探しても見つかりません。
ではその非公開求人をどうやったら見つけることができるのか。
それは『転職エージェント』に登録することです。
転職エージェントは現在2万社以上ありますが
『大企業を目指すならここさえ押さえておけば問題なし!』
という厳選3社をご紹介します。
転職エージェントのサービスは全て無料です。
まずは登録して大企業転職の相談してみましょう。
リクルートエージェント | 業界最大手でリクルートが運営する定番エージェント |
doda | 求人も豊富で専任アドバイザーの手厚いサポートが売り |
JACリクルートメント | ハイクラス・ミドルクラスの高年収求人に特化 |
1:リクルートエージェント
おすすめ度
公式サイト リクルートエージェント
転職検討者がまず登録すべき定番エージェント。
幅広い業界、職種、年代の求人がある総合型です。
リクルートグループが運営しており求人数、実績がともに業界TOP。
非公開求人も大量に取り扱っているので多くの選択肢から選ぶことができます。
2:doda
おすすめ度
公式サイト doda
パーソルキャリアが運営する総合型エージェント。
求人数はリクルートエージェントに次ぐ業界2位の規模を誇り、dodaにしかない非公開求人も多い。
紹介企業やサポートの質が総合的に高く、電通バズリサーチ調べでは転職者満足度No1を獲得しています。
また、企業紹介とサポートを受けられる転職エージェントのサービスと、自身で企業を探す転職サイトの機能が併用利用できるのが大きな特徴。
自身でも企業を探しつつ、紹介やスカウトも受けるといったスタイルの転職活動が可能。
4:JACリクルートメント
おすすめ度
公式サイト JACリクルートメント
JACリクルートメントは30代〜50代のミドル向けの高年収求人に特化したエージェントです。
オリコン顧客満足調査では4年連続でハイクラス・ミドルクラスNo.1になっています。
在籍しているスタッフの質が高く、NTTコムオンラインNPS(R)ベンチマーク調査で『薦めたい転職エージェントNo.1』にも輝いています。
求人のほとんどは高年収案件。
自身のキャリアやスキルにある程度自信があるなら絶対に登録すべきです。
スキルやキャリアがない場合の大企業入社方法
『現状がフリーター、派遣社員、契約社員』
『正社員だけど中小企業勤務でアピールできるものが何もない』
これはかつての僕の経歴そのものなんですが、いきなり大企業への転職は正直ハードルが高いのが現実です。
しかしスキルやキャリアがない状態からでも僕は大企業正社員になることができました。
ここではその方法をお伝えします。
結論としては正社員登用制度のある大企業に契約社員として入社し一定期間後に正社員になるというものです。
スキルやキャリアが全くない場合は
正社員登用制度を使う
この場合でも転職エージェントの活用は必須です。
契約社員やアルバイトなどの雇用形態から正社員へ雇用転換する制度
契約社員などで一定期間働いた後、企業ごとに定められた社員登用試験に合格したり、上司からの推薦を受けたりすることによって正社員として登用されることを指します。
転職エージェントに登録して大手企業の契約社員求人を紹介してもらいましょう。
その際、正社員王登用制度がある企業を希望することを伝えてください。
社員登用制度については多くの大企業で導入されています。
スキルやキャリアがなくとも大企業正社員になれる唯一とも言える方法なので是非チャレンジしてほしいです。
正社員登用制度を活用した方法については下記記事で詳しく解説しています。
参考にしてください。